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研究活動申告一覧

(2004年12月13日現在)

研究課題名 海洋上におけるハロゲン化合物の大気ラジカル反応化学
Atmospheric radical chemistry of halogen containing compunds in the marine boundary layers
研究代表者 川崎昌博/京都大学地球環境学研究科
研究概要 1)キャビティーリングダウン(CRDS)吸収分光法とスモッグチャンバー実験により、連鎖反応に関与しているX原子・XOラジカルの反応、2)真空紫外光レーザー誘起蛍光分光法により、O3、N2O, NO3の光分解を実験室研究する。本班のゴールは、1) 大気・海洋境界面における大気圧条件下のラジカル連鎖反応の新しい機構、2)対流圏・成層圏のラジカル連鎖反応に影響を与える光分解反応の寄与を定量的に研究することである。
キーワード IO radical, dimethylsuifide, rate constant, reaction mechanism, spectroscopy
SOLAS Activities FOCUS 1
 
研究課題名 海洋鉄散布実験における海洋表層・低層大気での生物化学的応答
Subarctic Pacific Iron Experiment for Ecosystem Dynamics Study (SEEDS)
研究代表者 津田 敦/東京大学海洋研究所
研究概要 北太平洋西部亜寒帯域の8x8km四方に溶存鉄を添加し、植物プランクトンの増殖を促進させる。その過程における、二酸化炭素の吸収、炭素物質の輸送、栄養塩の動態、動植物プランクトンの応答、DMSの生成を水中で観測するとともに、大気中におけるDMSから硫酸エアロゾルに至る化学反応過程を観測する、大規模、学際的、国際的研究である。
キーワード iron, mesoscale fertilization, subarctic, diatom, carbon
SOLAS activities FOCUS 1
 
研究課題名 南極海の海洋生物生産過程と地球規模環境変動に関する研究
Studies on the biological processes in the Antarctic Ocean and the global climate changes
研究代表者 福地 光男/大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立極地研究所
研究概要 植物プランクトンが生成する硫化ジメチルの前駆体(DMSP)は、引き続き起こる生物過程を通じて硫化ジメチル(DMS)となり、大気中に放出されると雲核となり、地球規模気候変化に影響を与えると考えられている。しかしながら、どのような生物過程がどのガス成分の動態と関連しているかについては不明な点が多く、その重点的な研究が必要である。本研究では、DMS(P)の動態と生物生産過程の関連を調べる。具体的には、植物プランクトン種の違いとガス成分の動態及び南極海で卓越するナンキョクオキアミ、原索動物であるサルパ、更には微小動物プランクトンの摂食過程の違いとガス成分の動態を明らかにする。
キーワード DMS(P), Phytoplankton, Zooplankton, Southern Ocean, Climate change
SOLAS activities FOCUS 1
 
研究課題名 船舶観測による海洋エアロゾル性状の空間分布測定
Measurements of properties of marine aerosols on research vessel
研究代表者 三浦和彦/東京理科大学理学部
研究概要 海洋エアロゾルは、気候変動、物質循環の分野において重要で、近年多くの観測が行われているが、いまだ測定上の問題が残っている。粒径分布の測定では測定システムの温湿度変化の問題、化学成分測定においては試料採集中の捕集されたエアロゾル変質(気体の吸着や粒子の気化)問題などが挙げられる。本研究の目的は、これらの問題を解決し、より正確に粒径分布や化学成分の測定を行い、海洋エアロゾルの性状とその分布を調べることにある。また、係留気球、マスト、クレーンを利用し、鉛直分布の測定を行なう。
キーワード size distribution, sea salt, humidity property, individual particle, vertical distribution
SOLAS activities FOCUS 1
 
研究課題名 海洋微生物による気候変動関与有機ガスの分解に関する研究
Study on the decomposition of organic gases affecting the climate change by marine microorganisms
研究代表者 布施博之/産業技術総合研究所 生物機能工学研究部門
研究概要 海洋においてのメタン・硫化メチル・エチレン・ハロメタン等の有機ガスの分解に関与する微生物の性質・分解機構・分布・遺伝子等を明らかにする。
キーワード Dimethyl sulfide, methane, ethylene, halomethane, microorganism
SOLAS activities FOCUS 1, FOCUS 2, FOCUS 3